9月21日(日) 18:00~ @オンライン
9~10月のテーマは「乙女心」♥
様々な時代の「女子のホンネ」が赤裸々に語られた文学をご紹介したいと思います!
第二弾は『更級日記』。
平安女性の日記をご紹介します!
(「日記」とはいっても、日々書き溜めたものではなく、晩年に人生を振り返ったものですが)
ところで、皆さんには「推し」がいますか?
応援している人がいたり、夢中になれる趣味があると、毎日楽しいですよね!!
「推し活」は最近流行りのワードではありますが、大好きなものに熱中する気持ちはいつの時代も変わりません。
そこで、「乙女心」シリーズ第二弾では平安女性の推し活を覗いてみたいと思います!
・菅原孝標女とは?
・少女時代:京→上総→京
・京:『源氏物語』が好きすぎて
・天然ファミリー:家族がみんな面白い!?
・晩年:夫への想い
当時の上総といえば、ド田舎。何もない。
現代のように、本屋さんが全国どこにでもあり、ネットショッピング等で何でも簡単に手に入るわけではない。
女房たちから、都で流行りの『源氏物語』を断片的に聞き、興味は増す一方。
そして都に帰ってきて、ついに『源氏物語』全巻ゲット!
一日中、時間も忘れて読んでいる彼女の心は…
后の位も何にかはせむ
17段
つまり…結婚なんかできなくてよい!?
今でこそ「推しがかっこよすぎて、恋愛・結婚できない…」とか「AIと結婚する!」という人もいますが、この時代に!?
驚きつつも、共感できる人も多いのではないでしょうか。
菅原孝標女さんの場合、趣味は「物語を読むこと」、推しは『源氏物語』の浮舟。
京で生まれ、父親の仕事で関東へ、そして京に戻ってくる…という自分と重なる生き方と、イケメン貴公子2人に追いかけられる憧れ。
この二つが彼女の心をがっつり捉えたのです。
そんな彼女も、親が決めた人と結婚することに。
(当時からしたら、かなり晩婚だったようですが)
その時の心境は…
幾千(いくち)たび 水の田芹を 摘みしかは 思ひしことの つゆもかなはぬ
55段
何度も水辺で芹を摘むようにたくさんの苦労も重ねてきたけれど、結局思っていたことは何一つ叶えられませんでした。
って…!!
正直すぎる。まあ、理想と現実ってかなり差がありますからね…。
【トークテーマ】
・推しのために、○○したことがある!
・あの頃、私は若かった…
・夫への想い、どう変化する?
好きなものに熱中する少女の話、ということで、参加者の皆さんにも「趣味」や「推し」について語っていただきました!
推しは誰? 推し活で何をしているの?
推しへの愛の重さは? 現実に対して何を思う?
他人からどう思われようと、好きなものは好き!!
対象が有名人でも趣味や習い事でも…何かに熱中した経験のある人なら絶対に共感できる作品ですよね。
講座では、菅原孝標女の家族の話や、晩年の話もご紹介しました。
ほんわかエピソードが綴られ、すてきなご家族に愛されて育ったことが分かります。
さらに、さきほどあんな和歌を詠まれてしまった夫ですが、その後どんな関係だったのでしょうか?
そして、若いころ趣味に没頭していた自分に何を思うのでしょうか?
「好きなものに囲まれて、推しを追いかける」
いつも素直で自分に正直な女性の生き方に、参加者の皆さまも興味津々でした!
ご参加いただきありがとうございました。



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