2025年11月9日(日) 18:00~ @オンライン
「旧約聖書」一気読み!
といっても、私は牧師でも信者でもありませんので…
聖書やキリスト教の教えを正確にお伝えするのが目的ではありません(というかできません!)
私は美術館巡りが好きで、また国内外の旅行で観光として教会にもよく行きました。
聖書がモチーフとなった絵画や彫刻など…たくさんありますよね!
「聖書が分かったら、この芸術もっと楽しめるんだろうな」って思っていました。
そんな思いが出発点です。
というわけで、たくさんの「名画」とともに聖書のエピソードをご紹介します!
難しそうな旧約聖書、名画とともに楽しく、美しく学びました。
・『旧約聖書』とは?
・天、地、人の創造
・カインとアベル:最初の殺人
・ノアの方舟
・バベルの塔
・アブラハムと二人の息子(イシュマエルとイサク)
・ヤコブ=イスラエル
本日は「創世編」ということで、旧約聖書の冒頭「創世記」の内容です。
この講座をまとめるにあたって聖書の内容・構成・芸術を(自己流ですが…)学び、「創世記、内容が多い」ということは初めて気がつきました…!
何度も繰り返しますが、信者ではなく、芸術への興味から軽い気持ちで読み始めた者としては、
「創世記って、神が7日間で世界と人間を創造した話だけじゃないの!?」
「ノアの方舟とか、バベルの塔とか…有名な話も、創世記に入っているの!?」
と驚きの連続でした。
ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。
ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。
清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、二つずつ箱舟のノアのもとに来た。
それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。
『創世記』第7章6−9節
600歳…だったんですね。
神学ではないので、教義から離れて、こんな感じの「ちょっと気になること」も話題になりました。
それから有名な「バベルの塔」について。
人間たちが天に届くほどの塔を建設しようとしたので、神が人々の言葉を混乱させて、その計画を実行できないようにした、という話。
その時の神の言葉がこちら。
彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。
我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。
『創世記』第11章6-7節
んん?
「我々は降って行って…」!?
「我々」!?
神って唯一絶対の存在じゃないの!?
実は、周辺の民族の神話(多神教)の影響と言われています。
実は「怒った神が大洪水を起こし、特定の人間を救う」といった話は、聖書よりも古いメソポタミア神話やギリシャ神話にも見られるエピソード。
同じような「神話」があの辺り一帯に広がりますが、ユダヤ民族の特徴は「唯一神」を信仰していることなのに…
要は「そのままコピペ、主語を変え忘れちゃった」というところでしょうか。
(もともとは多神教だったという説もあるようです…)
聖なる書にもそんなミスがあったとは…
※これに関しては様々な解釈・説があり、今回紹介したものはもちろん神学的な解釈ではありません!
【トークテーマ】
・ユダヤの神はなぜ怒る?
・他民族の神話を借用するのはなぜ?
私の関心としては「比較文化論」や「文化人類学」にあるので、つい他の神話や文学と比較したくなります。
これまで、古事記やギリシャ神話をご紹介する回も何度もあったので、
「同じ・似てますよね!」とか。
「こういう風土だから、こんな特殊なストーリーが生まれたのか!」とか。
毎回のことながら、この会は内容よりも「人」に興味のある参加者多いのが特徴です。
しかも登場人物というより、作者や読者など…
「学生時代のテストで『この時の作者の気持ちは?』って聞かれても、知るか!!って思ってました」という方、多いのではないでしょうか?
不思議なことに、ここでは逆のことが発生します。
作品の内容にはあまり触れず、参加者自身がその問いを持ってきます。
日頃思っていることををつぶやき、一緒に「立ち止まって考える」時間って大切ですね。
ご参加いただきありがとうございました。



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