2025年11月9日(日) 18:00~ @オンライン
「旧約聖書」一気読み!
といっても、私は牧師でも信者でもありませんので…
聖書やキリスト教の教えを正確にお伝えするのが目的ではありません(というかできません!)
私は美術館巡りが好きで、また国内外の旅行で観光として教会にもよく行きました。
聖書がモチーフとなった絵画や彫刻など…たくさんありますよね!
「聖書が分かったら、この芸術もっと楽しめるんだろうな」って思っていました。
そんな思いが出発点です。
というわけで、たくさんの「名画」とともに聖書のエピソードをご紹介します!
難しそうな旧約聖書、名画とともに楽しく、美しく学びました。
・旧約聖書とは?
・ヨセフ:ユダヤ民族、なぜエジプトへ?
・モーセ①:若かりし頃の意外な素顔
・モーセ②:出エジプト
本日は「エジプト編」。
「聖書」や「ユダヤ民族」というと、イスラエルのイメージが強いと思います。
聖書も本当に有名どころしか知らなかった頃の私は、知識の中での唐突な「出エジプト」のストーリーに戸惑いました。
(入口は知らないのに、出口だけ知っている…みたいな感覚ですかね)
とうことで、エジプトへの「入」と「出」をまとめてみました!
登場人物が多かった創世篇に対して、エジプト篇はヨセフとモーセの2人を中心に進めていきます。
まずはヨセフ。
かれは父ヤコブに特別に愛されていました(なぜなら結婚するために14年も待った最愛の妻ラケルとの子だから!)。
そんな特別扱いに鬱憤が溜まっていたであろう兄たちに、「自分がみた夢の話」をしたところ、兄たちは大激怒!
そこに偶然通りかかったエジプト隊商に奴隷として売られてしまいます…
エジプトで役人に買い取られたヨセフは優秀な働きぶりで信頼を得ます。
が、良いことばかりではありません…
なんと役人の妻にしつこく言い寄られて、事件に発展してしまいます。
それでも彼女はあきらめません。毎日しつこく言い寄り、ヨセフが相手にしないと何とかして気を引こうとやっきになりました。
そんなある日のこと、ヨセフは家で仕事をしていました。たまたま周囲にはだれもいません。この時とばかり彼女がやって来て、ヨセフの袖をつかみました。「ちょっと私の部屋に来ておくれ。」とんでもないと、ヨセフがその手を振り払って逃げようとしたところ、上着が脱げてしまいました。しかし彼はそのまま家の外へ逃げ出しました。
彼女はそのうしろ姿を、残された上着を手にしたままじっと見つめていましたが、突然叫び声を上げました。何事が起こったのかと、男たちが駆けつけると、彼女が興奮して泣いています。
「私の主人が、あんなヘブル人(イスラエル人)の奴隷なんか連れて来るからいけないのよ。おかげで危ない目に会うところだったわ。とてもひどいことをしようとしたので、私、大声で叫んでやったわ。そうしたら、上着を置いたままあわてて逃げ出したのよ。」
『創世記』第39章10−15節
痴漢冤罪!?
「ヨセフがそんなことするわけない」と思われながらも、周囲は彼女の勢いに押され…ヨセフは牢獄に入れられてしまうのです。
いつも世も、女性の「嘘」は強い、いや怖い。
その後、「夢解き」によりエジプトを救ったヨセフ。
兄たちとも和解し、家族がエジプトに移住。
それから400年、どんどんユダヤ民族は増えていくのです。
(だいぶ端折りました、講座ではちゃんと解説していますよ!)
増えすぎたユダヤ民族にファラオが脅威を感じていた時代に生まれたのがモーセ。
若かりし頃の彼にはこんなエピソードがあります。
モーセが井戸のかたわらに座っていると、父親の羊の群れに水を飲ませるために、ミデヤンの祭司の娘が七人、水をくみにやって来ました。
ところが、水おけに水をくみ始めると、あとから来た羊飼いたちが娘たちを追い払おうとしました。モーセは立ち上がって彼女たちを助け、羊の群れに水を飲ませてやりました。
家に戻った娘たちに、父親のレウエルが尋ねました。「おや、今日はいつになく早いじゃないか。どうしたんだね。」
「いつものように羊飼いたちがじゃまをしてきたのだけど、一人のエジプト人が助けてくれたの。羊飼いを追い払って、羊に飲ませる水までくんでくれたのです。」
『出エジプト記』第2章15-19節
モーセ、優しい!!
海を割るダイナミックなシーンだけじゃない、こんな優しさもあるのか…と思いながら、モーセを描いた芸術を探してみることに。

フィオレンティーノ『エテロの娘たちを守るモーセ』
(1523年頃 ウフィツィ美術館 フィレンツェ)
んん!?これもモーセ!?荒っぽい!!
「娘たちを助け…」って、こんな暴力的なやり方で!?
他にもいろんな絵があり、講座内でご紹介しましたが、笑っちゃうものばかりです。
【トークテーマ】
・女性の「嘘」
・モーセの印象
今回は初参加の方が2人もいらっしゃいました(ありがとうございます!!)
一人は洗礼を受けたばかりのクリスチャン、もう一人はゴリゴリの理系出身。
「日本人にはこの感覚、理解しにくいですよね」とか「実はこのシーン、科学的にこんな実験結果があって…」とかトークタイムも盛り上げていただきました!
また、常連様も「海外に友達が多くて、その方は…」と今につながるストーリーを展開してくださって、様々な方向に話が広がる展開に!
ご参加いただきありがとうございました。


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