2026年1月18日(日)18:00〜@オンライン
新年あけましておめでとうございます。
今年も教養講座を盛り上げてまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
2026年最初の作品は『古事記』。
前回の『旧約聖書』(全4回)を学んだところで、日本の神々を比較しながら楽しめたらと思い、企画しました。
知っているようで知らない日本の神話。
神話好き、旅好き(特に神社や、神話にゆかりのある地!)なら絶対楽しい回です。
・『古事記』と『日本書紀』の違いは?
・天地開闢と神代七代
・国生みイザナギとイザナミ
・アマテラスとスサノオ
・ヤマタノオロチ
『旧約聖書』は神による天地創造から始まりますが、『古事記』の始まりは天地開闢。
混沌とした世界から天と地に分かれ、造化三神(神々を生み出す神)が生まれます。
そう、日本神話では神が天地を創造したのではなく、神々より先に天地が先にありました。
その後、様々な神々が生み出され、七代目に誕生したのがイザナギとイザナミ。
二人(神様なので二柱というべきでしょうか)が日本列島を、そして様々な神々を生み出す「国生み」のストーリーは有名です。
自然が神々を取り巻くように存在しているダイナミックな世界観。
ちなみに動物や人間を創造するシーンはありません。
「国土を産んだ後、そこに住む人々や動物、植物を守る神々をお生みになった」というように、自然にそこにいたようです。
【トークテーマ】
・自然>神⁉ 日本人は神や自然をどう捉えてきた?
・世を照らす最高神であり、弟スサノオの乱暴に悩む…アマテラスの印象
・スサノオの怒りから見える「食料」と「労働」
『旧約聖書』からの流れ、そして最初に『日本書紀』と比較したのが良くなかったのでしょうか…
「古事記がショボく見える」とのコメントもありました。
でも、私はそうは思いません。
『古事記』の最大の魅力は、「親しみやすさと共感力」にあると思います。
国生みを任されたものの、最初は上手くいかないイザナギ・イザナミ。
弟スサノオの素行に悩み、引きこもってしまうアマテラス。
神々が相談しあったり、占いしたり、泣いたり、笑わせあったり…
神がかった奇跡というより、日常の一コマを描いたようなストーリーという印象を受けます。
そして、圧倒的なパワー・カリスマ性を持った神様ではなく、悩みまくる神々の姿に、自分を重ねられる人も多いのではないでしょうか。
日本人は不安を感じやすい、と聞いたことがありますが、まさか神話にまで反映されている!?
日本人の「心のふるさと」。
神様や自然に対する考え、何気ない思考法、好み…その原点に迫ることができた回でした。
次回の「『古事記』出雲篇」では出雲地域にまつわる神話をご紹介します。
因幡の白兎、大国主(オオクニヌシ)、国造り・国譲り…壮大で繊細なストーリーを楽しみましょう!



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