#52 『古事記』B 〜出雲篇・国造りと国譲り〜

『古事記』をテーマにした教養講座#52の告知画像。海を背景に、古代の出雲大社(復元予想)に、大国主の手描き風イラストに「古事記B ~出雲篇・国造りと国譲り~」と記されたデザイン。 2026

2026年1月25日(日)18:00〜@オンライン

2026年最初の作品は『古事記』。

前回の『旧約聖書』(全4回)を学んだところで、日本の神々を比較しながら楽しめたらと思い、企画しました。

知っているようで知らない日本の神話。

神話好き、旅好き(特に神社や、神話にゆかりのある地!)なら絶対楽しい回です。

『古事記』Bは出雲篇。

前回の創世篇は「ヤマタノオロチ」で終わりましたが、これも出雲でのお話でした。

「出雲大社って有名だけど、なんで?」という方でも、講座が終わることには出雲神話に詳しくなれますよ。

・因幡の白兎

・オオクニヌシの復活

・義父スサノオの試練

・天VS地

・国譲り

出雲篇の主役は大国主(オオクニヌシ)。

彼を中心に物語は展開していきます。

まずは日本最古のラブストーリーとも言われる、「因幡の白兎」のお話から。

因幡のヤガミヒメに求婚するために出かけたオオクニヌシは、浜辺で泣いている白兎を見つけます。

サメを騙して海を渡ろうとして失敗し、その後(弟オオクニヌシに荷物を持たせて先に出発していた)意地悪な兄神たちに騙されて、さらに苦しんでいたのです。

心優しいオオクニヌシに治療法を教えてもらった兎は「ヤガミヒメはきっと貴方と結ばれる」と伝えます。

そして…高い身分を鼻にかけて傲慢な兄たちにうんざりしていたスセリビメは、優しく礼儀正しいオオクニヌシに惹かれ、白兎の言葉通りになりました。

続いて、もう一人の妻・スセリビメについて。

スセリビメはスサノオの娘です。

スサノオはオオクニヌシを試すために、様々な試練を与えます。

(この舅と婿の関係がなんとも面白い。)

見事試練を乗り越え、スサノオに認められたオオクニヌシは「国造り」を任されるのです。

【トークテーマ】

・身分や立場は関係なく、人柄に惹かれた!

・婿を試す父

・大事なことから「逃げる」、「決められない」

スサノオや少彦名に認められ、地上の「国造り」を進めるオオクニヌシ。

ところが、それに異を唱える神がいました

それは…なんと最高神のアマテラス。

アマテラスは地上に「この男こそ!」という神を遣わしますが、上手くいきません。

目的を果たさず、逃げてしまったのです。(しかも3人も)

最後(4人目)に遣わしたのが、タケミカヅチ。

「国を譲れ」と言われたオオクニヌシの回答は「決められない…」というものでした。

その後、意見を求めますが、息子・事代主(コトシロヌシ)の「是非お譲りしなさい」と、タケミナカタの「地上を国を奪うな!」で意見は割れます。

タケミカヅチ VS タケミナカタの勝負。

アマテラスが遣わしたタケミカヅチが勝つことで、オオクニヌシは国譲りを決めます

「私を祀る大きな神殿(=出雲大社)を作る」ことを条件に

ちなみに、負けたタケミナカタも逃げた地で祀られていますよ。(諏訪大社!)

このストーリーを説明すると、参加者の皆様からは「イライラする!!」と言われます。

「アマテラスからの、しかも地上を治めるという栄光ある命令から逃げるのか!?」

「オオクニヌシ、なぜ決められない!? しかも息子に意見を求める!?」

前回の創世篇もそうですが、自信に満ち溢れた「圧倒的主人公」が出てこないんです。

トークテーマでは、そのあたりの気持ちについても考えてみました。

「名前だけ聞いたことがある神様や神社」たくさんありますよね。

そうした神様や神社ゆかりの神話を楽しんでいただけたでしょうか?

次回の「『古事記』建国篇」では神武天皇による建国神話をご紹介します。

ちょうど来月は建国記念日(2月11日)がありますね!

我が国の成り立ちと歴史について、楽しく学んでみる機会になりますように。

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