#54『古事記』D 〜ヤマトタケル篇・東国遠征〜

『古事記』をテーマにした教養講座#54の告知画像。野火攻めに遭うヤマトタケルと、自ら海に入ってゆくオトタチバナヒメの手描き風イラストに「古事記D ~ヤマトタケル篇・東国遠征~」と記されたデザイン。 2026

2026年2月15日(日)18:00〜@オンライン

2026年最初の作品は『古事記』。

前回の『旧約聖書』(全4回)を学んだところで、日本の神々を比較しながら楽しめたらと思い、企画しました。

知っているようで知らない日本の神話。

神話好き、旅好き(特に神社や、神話にゆかりのある地!)なら絶対楽しい回です。

『古事記』Dはヤマトタケル篇。

たくさんの神様や人物が登場する古事記ですが、今回はヤマトタケル一人に注目して解説しました。

かっこいい? 勇敢? 怖い? 優しい?

「名前は聞いたことあるけど、どんな人物なの?」という方でも楽しい回です!

・オウスの父と兄

・征西:クマソタケル&イズモタケルとの戦い

・東征:野火攻めと海神と

・復路:山の神

・最期

ヤマトタケルの父は景行天皇。

ということで、彼は皇子様なんです。

ある時、父と兄オオウスが、美人姉妹を巡りギクシャクしてしまいます。

父・景行天皇はオウス(のちのヤマトタケル)に、引きこもった兄に出てくるよう伝えてと言いますが、数日経っても出てこない…

不思議に思った父・景行天皇がオウスに尋ねると…なんと厠に入った隙に暴行、菰(こも)にくるんで捨ててしまった!?

息子を恐れ、疎ましく思った父は、「天皇に従わない勢力を抑えよ」と西へ東への遠征を命じるのでした。

九州ではクマソタケルを「女装作戦」で征伐

出雲ではイズモタケルを「仲良くなってからの嘘つき作戦」で討つ

相模では野火攻めに遭うも、「火打石」で回避

ちなみに…征西前と東征前、伊勢神宮に立ち寄り、叔母・ヤマトヒメに会っています。

そこで、上質の絹の装束・草薙剣・火打石といった「お助けアイテム」を受け取っていました。

また、上総へ向かおうとする時は天候が荒れ、中々船が出航できない…

そんな中、妻オトタチバナヒメが「これは海神の怒り。私が鎮めましょう」と自ら入水。

すると雲が消え、太陽が現れ、波も穏やかになったのでした。

東国の地で、嘆き悲しんだヤマトタケルは呟きます、「あづまはや(我が妻よ)…」と。

【トークテーマ】

・ヤマトタケルが兄に残酷すぎるのは何故?

・大事な戦いに武器を持たず出陣…その心理は?

・ヤマトタケルの「最期の和歌」から見える人物像

実は『古事記』と『日本書紀』では、東征のルート(範囲)が違うんです。

古事記は上総・武蔵あたりですが、日本書紀では東北地方まで訪れているんだとか。

今回は『古事記』ですので、ここで引き返し、故郷・奈良へ向かいます。

近江国で、「人々を苦しめる悪い山の神を倒してほしい」とお願いされたヤマトタケル

なぜか「素手で戦う!」と武器を持たず出発。

山では「白い猪」に出会いますが、「これは山の神ではない」とスルー。

しかし、この白い猪こそが山の神!

侮辱されたと怒った神は、天気を荒らし、ヤマトタケルを生気を奪ったのです。

杖をつきながら、何とか足を進めますが、もはやこれまで。

故郷であり都の奈良には帰還できず、息を引き取るのでした。

そして、ヤマトタケルの魂は白鳥となり大空を飛び回り、それを妻子たちが海に腰まで浸かり、これ以上進めなくなるまで追いかける…

という感動のシーンで今回の講座は終了です。

今回の講座、トークテーマでは様々な展開がありました!

『日本書紀』と比較したり、現代とのつながりを考えたり。

当時の人々の気持ちになってみたり、これを読んだ外国人の気持ちを想像したり。

「リーダー論」ということで、国内外の政治家、さらには日本のアイドルやアスリートの話も!?

日本人のルーツや、無意識の言動を言語化してみる楽しい時間になりました

次回は「『古事記』天皇篇」。

古事記に登場する天皇たちをご紹介します。

民衆思いの徳の高い天皇エピソードから、宮中の泥沼事件まで…

心震わされるストーリーが盛りだくさんです。

お楽しみに!!

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