2024年12月8日(日) 18:00~ @オンライン
12月といえば…クリスマス!
そこで、今月は『新約聖書』を読むことにしました。
私自身、非キリスト教徒ですので、あくまで一つの物語として…ですが。
また美術が好きなので名画とともにご紹介!
難しく考えず、「芸術を楽しみたい」「他とは違うクリスマス気分」と気軽に会話を楽しみました。
・『新約聖書』の舞台
・受胎告知とイエスの誕生
・弟子(12使徒)の召命
・奇跡とたとえ話
などなど…
『新約聖書』もボリュームがあり、絵画もあるので数回に分けてスライドを作っています。
前半はナザレ篇。
イエスの生まれた町での出来事をまとめました。
イエスは30歳頃に宣教を始め、33歳で亡くなったとされています。
しかし、聖書に記載されているのは、誕生前後のエピソードと、30歳頃からの宣教活動が中心で、幼少期〜20代のイエスのことは、ほとんど書かれていないんですよね。
というわけで、今回のナザレ篇は30年ほどの期間のことを、聖書のストーリーを学ぶ+名画を味わる+空白を想像する…そんな講座になりました。
【トークテーマ】
・時代によって異なる「聖母マリア」の描き方
・古代イスラエル人にとってのイエスの存在とは
・聖書の名場面を「現代風」に描く意義
このような講座を運営しているからか、「どのように表現するか/伝えるか」ということに関心があり、このようなトークテーマばかりになってしまいました。
マリアに天使が「神の子を身籠った」と伝える『受胎告知』の絵画はたくさんありますよね。
有名な作品、私の好きな作品をいくつか紹介しました。
それぞれのマリアの表情をよく見ると、少し、いやかなり違って見えるんです。
中世〜ルネサンス前期ごろは堂々としており風格が感じられるのですが、それ以降の時代に描かれたものはあどけない少女のどこか怯えた表情。
画家や人々がマリアに対して、そして『聖書』に対して何を求めたのか、どんな変化があったのか…表情ひとつから想像してみました。
また、「現代風に描く」というのも面白いですよね。
聖書を題材にした絵画で、テーブルやイスが描かれているもの、結構ありますよね。
でも、イエスが生きていた頃のイスラエルにはそのような家具はありませんでした。
つまり描かれた当時にイエスや弟子たちがタイムスリップしているような感覚でしょうか?
教養講座を運営していると、いわゆる「〇〇警察」(今回なら聖書警察)という粗探しをしてボロカス言い、論破してくる嫌な人が時々います(有料にしてからは来なくなりましたが)。
もちろん嘘はダメですが、自分の言いたいことを表現するのに怯えてはいけない、時には(お互い理解した上で)「史実的な正しさ」から外れても良い、と思わせてくれるトークタイムでした。
その他、参加者の皆様からも、聖書の登場人物や画家の「気持ち」「心」に注目した感想や質問が多かったのも印象的です。
単に知識を得るだけではなく、誰かに寄り添う、共感する…
そんな心が温かくなる時間でした。
ご参加いただきありがとうございました。




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