#29 福沢諭吉『学問のすゝめ』 ~国家と個人の「独立」のために~

2024

2024年11月23日(土) 20:00~ @オンライン

9月のドストエフスキー『悪霊』で、ロシアの精神文化について考えました。

その際に、「では日本は?」という声が挙がりました。

そこで新渡戸稲造『武士道』に続き、明治日本の名作である福沢諭吉の『学問のすゝめ』をご紹介しました。

・福沢諭吉とは

・「学問」とは

明治日本の課題

国民がすべきこと

などなど…

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の冒頭は有名ですよね。

でも違和感を感じませんか?

有名すぎてもはや何も感じないかもしれませんが、私はこの言葉を教えてもらった子供の頃、不思議に思っていました。

「天が人を造る??」

そう、実はこの冒頭、アメリカ独立宣言の “All mens are created equal” を和訳したものなんです。

学制が導入され、義務教育が開始された時代。

そして、欧米列強によってアジア・アフリカ諸国が植民地化されていた時代。

だからこそ、人々は「学問」に大きな関心を寄せていました。

なぜ学ぶのか?

上流階級だけでなく、全ての国民に学問が必要な理由は?

そもそも何を学んだら良いのか?

それらをどのように学んだら良いのか?

一つ一つ丁寧に解説されています。

【トークテーマ】

・明治日本の課題

・良きリーダー像

この本を手に取ったのは、新しい紙幣が発行されて、ふと「そういえば、福沢諭吉って…」と思ったことがきっかけです。

「福沢諭吉が『学問のすゝめ』を執筆した」というのは誰もが知っていますが、ではその内容は?

こうした「知っているようで知らない作品」を深掘りするのが、この教養講座の目的。

時代背景から丁寧に解説いたしました!

国内の政治でも、国際関係・外交でも、いつの世も心配事は絶えないもの。

問題山積みで、将来に不安を感じる方も多いはず。

そんな中で、この作品を読み理解することで、自分は何をすべきか、立ち止まって考える機会になりました。

また、政府の役人に誘われても、「私は民間として民を支える!」という意思を持ち続けた人物像にも注目が集まりました。

「日本の独立を守る」「政府だけでなく、国民一人一人も高い意識を持ってほしい」といった目標・目的を見失わず、自身の名誉や収入よりも国家の未来を見据える。

「リーダー論」としても学びの多い90分になりました。

ご参加いただきありがとうございました。

 

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