2025年2月2日(日) 18:00~ @オンライン
日本三大随筆を制覇しよう!第一弾として清少納言の『枕草子』をご紹介しました。
春はあけぼの…
有名すぎる冒頭ですが、ここで終わっている人も多いのではないでしょうか?
もったいない!!
意外過ぎるその内容を一緒に楽しみました。
・清少納言と『枕草子』
・嬉しい時…嫌いな人が酷い目に遭う時!
・物語の美男美女を絵にしないで!!
・絵にすると…〇〇は映える?、映えない?
・酒癖が悪いヤツ、嫌い
・説教するお坊さんはイケメン希望!
・モテ男ってずるい…
などなど…
冒頭は四季の美しい情景から始まります。
学校で無理矢理暗記させられた嫌な記憶もあるかもしれませんが、改めて読むとその景色が浮かんでくるようですよね。
実際、参加者の皆様からも「実家が田舎で、子供の頃こんな景色を見たな~」とか「旅行が好きで、あの場所で感動してシャッターを切ったあの瞬間を思い出した」とか、それぞれのエピソードを伺いました。
「清少納言、景色を文章化する能力のすごい!」
誰もがそう思うでしょう。
しかし、彼女の才能はそれだけではないと思います。
きれいで素敵な文章を書ける人ならたくさんいるので、埋もれてしまうでしょう。
では何がすごいのか?
私のようなセンスがない人間は「春は桜…」「夏は蛍…」と言ってしまいます。
確かにそうですし、皆さんも共感できると思いますが、印象に残りますか?
そう、ここで彼女は「春はあけぼの(=明け方)」「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて(=早朝)」と表現したことで≪他の人はしない言い回し、でも共感できる、そして忘れられない≫冒頭になったのです。
「どの時間帯なら、この季節の一番美しい瞬間を楽しめるか?」
世界をこんな切り取り方できる人、いますか!?
その後も、「これが好き」「良いよね!」から「こんなのあり得ない」「大嫌い」まで、ちょっぴり毒舌で痺れる随想がてんこ盛り!
主宰者としては読んでいるときも、準備するときも、つい笑っちゃう楽しい講座です。
【トークテーマ】
・「枕」って何だと思う?
・日常のあるあるネタ
・清少納言の執筆への思い
実は、『枕草子』は数回開催しているのですが、今回は盛り上がりに欠けました…
「サバサバ女子のホンネ」ということで、女性が多いときは話が弾むのですが。
男性には理解できないことも多かったり、ライバル・紫式部と比べられてしまったり。
それも含めて、学び・発見と捉えます。
ただ、彼女の「皆が思っていることを文章化できる能力」って本当にすごいと思うんです。
日常のありふれた瞬間を「皆がしない切り取り方で表現する」、それでいて「皆から共感される」。
私は最近のJ-POPに「独特な世界観で、普段使わない単語を並べた歌詞…でもイマイチついていけない」と感じていました。
もちろん、どの歌手・グループも良さはありますが…なぜか共感しにくい?情景が浮かんでこないような…?
確かに、たくさんの現代語訳や漫画が出版され、映画や大河ドラマにもなった紫式部『源氏物語』のほうが上だと評価する人もいるでしょう。
でも!この「惹きこまれる冒頭の衝撃」…これに関しては清少納言のほうが優っていると思っています。
だって、『源氏物語』の冒頭と、『枕草子』の冒頭、どっちの方が覚えている人が多いか。
私は彼女のセンスに脱帽です。
ご参加いただきありがとうございました。



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