6月15日(日) 18:00~ @オンライン
お陰様で教養講座も1周年を迎えることができました!
名作をより深く理解しようと、自分のために始めたことが、参加してくださった皆様にも楽しんでいただけて嬉しく思っております。
1周年記念として、これまでの総集編を企画しました。
教養講座をはじめたきっかけ、こだわりや、テーマ選びの裏側などこの機会にお話ししてみました。
・国際政治専攻から古典文学…なぜ?
・教養講座を始めたきっかけは
・これまでの講座を一挙に紹介
昔から古典文学が好きだったわけではないんです…
むしろ、学生時代は嫌いな科目でした。
何が嫌いだったか、皆さんも共感してもらえると思うのですが、文法や単語をひたすら暗記、意味も分からず冒頭を暗唱…
そんな「つまらない、苦痛な時間」から「面白い!もっと読みたい!誰かに伝えたい!」に変わったきっかけは何だと思いますか?
私の場合、「芸術」です。
ある時、源氏物語絵巻を紹介してもらう機会がありました。
「ここに描かれているのは、源氏が〜して、相手の女性がこう思って、それで…」
その時私の心には色々な感情が駆け巡りました。
「これが平安時代の常識なの!?」「これが良いとされるなんて、今とは真逆!」
「いるいる、こんな人!」「あるある、こんな展開!」「その気持ち、分かる〜!」
たった2時間ほどだったかと思いますが、その時に受けた衝撃は今でも忘れられません。
作者名とタイトルを覚え、冒頭だけ読んだだけで「分かった気になって」いました。
しかし、今とは違いすぎる「未知との遭遇」に心が弾み、その中に現代でも共感できる「心の拠り所」もある…
文法の暗記から離れ、人間の生き方や心に注目する「芸術」により、私は古典文学の虜になってしまいました!
【トークテーマ】
・歴史は繰り返す…?
・本に助けられた経験
・この季節になると、○○したくなる!
本編からトークテーマ全体を通して、一貫して皆さんと共有したいのは「教養の大切さ」について、でした。
私はもともと活字が好きで、中学生くらいから新聞を読むようにしていました。
その時、一番時間をかけていたのは「国際面」。
これは本当に無意識です。
が、過激化する戦争や紛争、新しい法律や条約、宗教や文化の違い…日本の田舎でのんびり暮らしていた私には驚きと疑問の連続でした。
それから、大学で国際政治を専攻し、大学院まで研究を続けました。
今思えば、自分は知識や経験があると得意気になっていたと思います。
そんな中、勃発したのがロシアとウクライナの戦争。
実は、この戦争でウクライナ人の友人は父親を亡くしました。
その時、私はなんと声をかけて良いか分からず…戸惑ってしまいました。
「悲しみに暮れる友人にかける一言さえ出てこないなんて」
「これまでの知識って何だったんだろう…」
「人間として、これで良いのだろうか?」
そんな思いを抱えて過ごしました。
それから、文学を通して、様々な状況に置かれた登場人物や作者に感情移入して、人の心にある喜怒哀楽を自分のものにしていこうと思ったのです。
また、予習不要としているのには二つ理由があります。
まず、「読む」「内容を覚える」のではなく「自分の思いを話す」「人の話を聞く」のが目的だから。
そして、話の内容(オチに向けての展開)に縛られず、この瞬間に集中してほしいから。
知識ももちろん大切ですが、それで誰かを論破して傷つけたり、独壇場を演出して他者に喋る時間を与えないのは暴力です!
自分の心に向き合い、他の方を尊重する…「目に見えないもの」を大切にしてほしいのです。
毎回の講座作成だけでなく、自分の頭の中のことも「立ち止まって考え、まとめてみる」って大切なことですね。
目に見えないものを感じられるようになりたい…そんなこの講座の原点を再確認できました。
また、過去の講座を振り返り、
「要約に苦労したな…でも分かりやすいと言ってもらえて嬉しかった」
「スライド作成で遊んだな…お堅いと思われがちな古典文学で笑いが起こるなんて楽しい!」
「開催してみたら思っていた反応と違った…残念」
など様々な思いが溢れてきました。
今後も、この講座を通してお互いが成長できる時間にしていきたいです!
ご参加いただきありがとうございました。



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