10月5日(日) 18:00~ @オンライン
9~10月のテーマは「乙女心」♥
様々な時代の「女子のホンネ」が赤裸々に語られた文学をご紹介したいと思います!
10月は与謝野晶子の『みだれ髪』を2回に分けて扱います。
前半は「恋に恋する乙女」の熱い恋心!
誰かを思って詠んだ歌も、妄想で作った歌も…
自分と重ねて楽しむも良し、これまでの作品と比較して考えるも良し。
色々な楽しみ方ができる回でした!
・与謝野晶子とは?
・晶子の恋:
・恋は理屈じゃない!
・妄想で楽しむ「禁じられた恋」
与謝野晶子といえば、『みだれ髪』の他、「君死に給うことなかれ」などで有名ですよね。
「女性が自分の気持ちを大っぴらに表現するなんて!」といった批判もありながら、多くの女性たちに支持された歌人。
教科書にも掲載されているので、有名は和歌は「聞いたことある!」という声が多く寄せられました。
髪五尺 ときなば水に やわらかき 少女(をとめ)ごころは 秘めて放たじ
『みだれ髪』臙脂紫 3
何でも言いたい放題じゃない!秘密だってあるのよねぇ…!
和歌を始めたのが17歳頃、『みだれ髪』を出版したのが23歳といわれています。
若い乙女の、大胆なようで繊細な心を表現した和歌が印象的!
経はにがし 春のゆふべを 奥の院の 二十五菩薩 歌うけたまへ
『みだれ髪』臙脂紫 20
お経なんて読んでられないわ、そんなことより恋バナしたい!!菩薩さま、私の恋心を聞いて!
ゆるく現代語にすると、こんな感じでしょうか?
そういえば、前回の菅原孝標女も『更級日記』の中で、「お経よりも物語を読みたい」と言ってましたよね!?
いつの時代も、現実だろうと作品の中だろうと、恋に恋するのが乙女。
そういえば、私は高校時代に現代文の先生から「明治・大正時代、女学生の頭の中の9割は恋愛のことなんですよ」と教えられました。
現代では「どこの大学に行くか?」「将来どんな仕事をしたいか?」など、色々な夢や悩みがあります。
でも当時の女学生にとって、それにあたるのが「嫁ぎ先」。
親が決めた相手と結婚することも多い時代、彼女たちがどんな恋愛を妄想していたのか、気になります。
【トークテーマ】
・与謝野晶子の生き方
・恋愛に対する考え方
・「禁じられた恋」への憧れ
また、「妄想で詠まれた和歌」もかなり掲載されています。
しかも相手は…なんと「僧」!
晶子にそんな相手はいないので(密かに憧れていた…とかはあったのかもしれませんが)、架空の人物として解釈されています。
紫式部の『源氏物語』では源氏と藤壺。
海外作品なら、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』も…
禁じられた恋ほど燃えるものですよね(物語であっても!)
私がこの講座を開催していて、よく言われるのが…
「物語や作品の内容にはあまり関心がありません。作者の人生・どんな暮らしをしていたのか?とか、なぜこの作品が現代まで残ったのか?そういうことが知りたい」
それは私にも分かりません。
ですので、参加者本人に考えていただいて、自分なりに出した答え(説?)をお聞きしています。
『みだれ髪』の和歌一つ一つから与謝野晶子の気持ちを汲み取り、それを読んで女性たちの心に何が芽生えたか…?
自分の気持ちに正直でいたい!
女性だって恋心をストレートに熱く表現してもいいじゃない!
知識があるだけでは「教養がある」とは言えません。
声が大きい人が勝つ、幼稚な社会にならないように…
こうして、書き手・読み手の感情を想像する、その上で相手を気遣った行動や発言をするこそ、「教養」ではありませんか?
この講座が、知識以上に大切なものに気づき、身につけるきっかけになれば、私も嬉しいです!
ご参加いただきありがとうございました。



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