2025年12月21日(日) 18:00~ @オンライン
「旧約聖書」一気読み!
といっても、私は牧師でも信者でもありませんので…
聖書やキリスト教の教えを正確にお伝えするのが目的ではありません(というかできません!)
私は美術館巡りが好きで、また国内外の旅行で観光として教会にもよく行きました。
聖書がモチーフとなった絵画や彫刻など…たくさんありますよね!
「聖書が分かったら、この芸術もっと楽しめるんだろうな」って思っていました。
そんな思いが出発点です。
というわけで、たくさんの「名画」とともに聖書のエピソードをご紹介します!
難しそうな旧約聖書、名画とともに楽しく、美しく学びました。
・旧約聖書とは?
・北:イスラエル王国
・南:ユダ王国
・ペルシャ帝国
本日は「離散篇」。
国が分裂し、滅びる…そんな中で数奇な運命を辿る者たちがいました。
これまでのような全体を通した大きなストーリーではなく、短編集のような、一人ひとりの人物について紹介していく進め方です。
苦難の時代ですが、だからこそ多くの重要な教えが含まれています。
マイナーな人物やストーリーばかりですが、窮地に追い込まれた時の姿勢・生き方に心を動かされる回でした。
北のイスラエル王国の中では3人の人物をご紹介。
①宿敵を救う預言者ヨナ、②神とサタンに試されたヨブ、③孝行息子トビアス
アッシリア帝国を脅威に感じている北のイスラエル王国で、預言者ヨナは耳を疑うような神の声を聴きます。
さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。
彼らの悪はわたしの前に届いている。
『ヨナ書』第1章2節
つまり、「敵国の首都に行って、彼らに悔い改めよと告げ、救わなければならない」ということ。
嫌がるヨナ、ニネベとは反対方向の船に乗りました。
すると…海は大荒れ!
自分のせいだと悟ったヨナは船乗りたちに自分を海に投げ込むよう命じます。
そこでなんと魚に飲み込まれたヨナ!魚の腹の中で三日三晩祈り、ようやく地上へ。
神の言葉通り、ニネベに向かうのでした。

ピーター・ラストマン『ヨナと鯨』
また、南のユダ王国は新バビロニアに征服され、ついに滅亡。
「バビロン捕囚」としてバビロニア支配下で生きるユダヤ民族の中では、女傑ユディトが活躍します。
ある時、王ネブカドネザル2世は、戦争に協力しなかった部族を滅ぼそうと軍を組織、ユダヤ民族の住むベトリアの町は軍に包囲され、諦めかけた人々は「降伏」を考え始めます。
しかし、それを知ったユディトはこのように言いました。
今日、人々の前であなたがたが言われたことは、間違っています。
あなたがたは神に誓いを立て、もし、所定の期日までに主が救いの手を差し伸べてくださらなければ、敵に町を明け渡す、と言って約束なさいました。
いったいあなたがたは何者ですか。
あなたがたは今日、神を試みたうえに、神に代わって人々の間に君臨しようとしているのです。
『ユディト記』第8章11-12節
そして、侍女一人を連れて、敵陣に乗り込んでゆくのです。
敵の総大将ホロフェルネスを惚れさせ、酔って眠り込んだところを…

ルーカス・クラナッハ『ユディト』 (1530年) シュトゥットガルト州立美術館
【トークテーマ】
・宿敵をも救う神の言葉とは?
・預言者の宿命
・女性たち:「罪深い」エヴァから、勇敢なユディトやエステルに
今回の離散篇では「『旧約聖書』の意外な一面」が多く、新しい発見の連続でした。
例えば、「選民思想」のイメージに対して、他民族を救う預言者ヨナの話があったり。
創世記では、エヴァは「女性=悪、男について行く者」として描かれた一方で、ユディトやエステルのように、民を救う勇敢な女性が現れたり。
イスラエル・パレスチナ情勢、それから同じく旧約聖書を聖典とするイスラム社会…
国際情勢と重ね合わせて「聖書にはこんなストーリーもあるのか」「今こそ読み直したい一節」と深いコメントも溢れました。
前回ご参加された皆様が「もっと知りたい、楽しみたい」とリピートしてくれました!
ありがとうございます!!
ガチガチに「読み方」が定まっているようで、神学者や神父の中でも様々な解釈があり、さらに考古学分野での新発見からも大きな影響を受ける聖書。
それぞれの興味関心や、立場・経験に合わせて、自由に読んだって良い!
素敵な時間を共有できました。
ご参加いただきありがとうございました。






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