#55『古事記』E 〜天皇篇(前)・聖帝の時代〜

『古事記』をテーマにした教養講座#55の告知画像。民の竈から煙が立ち昇る様子を眺める仁徳天皇の手描き風イラストに「古事記E ~天皇篇(前)・聖帝の時代~」と記されたデザイン。 2026

2026年3月1日(日)18:00〜@オンライン

2026年最初の作品は『古事記』。

前回の『旧約聖書』(全4回)を学んだところで、日本の神々を比較しながら楽しめたらと思い、企画しました。

知っているようで知らない日本の神話。

神話好き、旅好き(特に神社や、神話にゆかりのある地!)なら絶対楽しい回です。

『古事記』Eは天皇篇。

たくさんの神様や人物が登場する古事記ですが、いよいよ天皇がストーリーの中心となり進んでいきます。

「古代の天皇たちってどんなエピソードがあるの?」という方にこそ楽しんでほしい!

・「神がかり」の神功皇后

・「聖帝」と呼ばれた仁徳天皇

・仁徳天皇と皇后イワノヒメ

前回はヤマトタケルという人物についてご紹介しました。

神功皇后は、ヤマトタケルの息子・仲哀天皇の妻です。

神の声を伝え、なんと武装して新羅に遠征する(しかも妊娠中に!)力強い女性。

実在したかは微妙ですが、『古事記』に登場する女性の中では最も印象的な人物の一人ではないでしょうか?

神功皇后から「古今東西の女傑」についてトークは広がりました。

『旧約聖書』のユディト、ジャンヌダルク…などなど、武装して戦う女性たち。

彼女たちの描かれ方や、読み手の解釈、参加者の皆様のご意見をお伺いしました!

続いて、今回の主役・仁徳天皇。

日本最大の古墳、そして世界でも最大級の墳墓である「大仙古墳」は仁徳天皇陵とされています。(※諸説あり。)

彼が「聖帝」と呼ばれる所以もご紹介しました。

宮中から街を眺めると、お米を炊く煙が上がっていない…

民が飢えに苦しんでいると気付いた天皇は、租税を3年間停止したとされています。

宮殿はボロボロになりますが、民と苦しみを分かち合い、3年後に家々から煙が立ち昇る様子を見て安心し、租税を再開…という話が描かれています。

(こちらも史実かどうかはさておき、)国民に寄り添い、長期的な視点で物事を考える姿は、まさに「聖帝」と呼ばれるにふさわしく、現代の皇室の在り方にも繋がっているように思えます。

【トークテーマ】

・古今東西の「女傑」たち

・突然の「秋の神&春の神」のエピソード?

・他にもいる?嫉妬深く、気の強い恐妻たち

「聖帝」エピソードに感動した後は、そんな仁徳天皇の女性関係について。

皇后のイワノヒメは美人で家柄も良いが、嫉妬深く、気の強い性格

穏やかな女性を求める仁徳天皇、それを許さない皇后イワノヒメ、皇后を恐れて逃げる女性たち…

という、いびつな三角関係?が何度も発生します。

吉備国から都に到着するも、皇后を恐れてすぐに国に帰るクロヒメ。

仁徳天皇が惜しむ歌を詠んだことに嫉妬した皇后イワノヒメは、クロヒメを船から下ろし、歩いて帰らせたとか…

(途中で通りすがりの船に助けてもらえたようですが)

その後も仁徳天皇は「『国生み神話』に思いを馳せ、淡路島に行ってくる~」と言いながら、吉備までクロヒメに会いに行ったり…

皇后イワノヒメの留守中に新しい妻を迎えようとしたのがバレ、ブチギレられて妻が帰ってこなくなったり…

妻のご機嫌取りに苦労してそうな一面も垣間見えるようなエピソードが多々あります

次回は「『古事記』天皇篇」の後半。

サブタイトルの「~禁断の恋と悲しみの連鎖~」とあるように、悲しくもドラマチックな内容です。

宮中を舞台に巻き起こる、陰謀、嫉妬、裏切り、策略…

ハラハラドキドキの『古事記』最終回です!

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