#64 『万葉集』 ~ますらお篇・愛しい貴女へ~

『万葉集』(ますらお篇)をテーマにした教養講座#64の告知画像。夏らしい爽やかな景色と奈良時代の都の街並みを背景に奈良時代の装束を着た男性が描かれる手描き風イラストに「『万葉集』B ~ますらお篇・愛しい貴女へ~」と記されたデザイン。 2025

7月19日(日) 18:00~ @オンライン

愛しい貴女へ、伝えたいこの想い

『万葉集』には、勇ましい「ますらお」の姿だけではなく、恋に揺れる男性たちの率直な心も数多く残されています。

「君のことになると弱気になってしまう。」

「この気持ちはずっと変わらない。」

「ライバルには負けたくない。」

現代の私たちと変わらない感情が、三十一文字の中に息づいています。

前回の「たおやめ篇」に続き、今回は男性の立場から詠まれた恋の歌をご紹介。

ストレートだけど、ちょっと独特?な愛情表現に、胸キュン&爆笑の連続のはず。

女性の恋歌とはまた違った魅力を味わいながら、万葉集の奥深い世界をご一緒に楽しみましょう!

・『万葉集』とは?

・涙が出ちゃう…だって男の子だもん

・どのくらい好きかというと…

・恋の障壁:叶わぬ恋は○○のせい!?

『万葉集』とは、現存する日本最古の歌集、なんと全20巻、4500首以上が掲載されています!

貴族だけでなく、民衆や防人・乞食なども和歌も含まれ、半数以上が「作者不詳」。

どんな人がどんな状況で詠んだ歌なのか?

想像しながら読むのが楽しいんです!

こんなにも長く愛されるのは「共感できる」から。例えば…

ますらおと 思へるわれを かくばかり みつれにみつれ 片思ひをせむ

大伴家持

立派な男子だと思っている私が、これほどまでに乱れ乱れて片思いをしています。

男らしくいたいけど、弱気になってしまう…

実はこんな歌がたくさん残されているんです!!

何も行動できず弱気になり、思い悩む…奥手男子には共感できるのでは?

妹が門 行き過ぎかねつ ひさかたの 雨も降らぬか そをよしにせむ

作者不詳

彼女の家の門を通り過ぎかねる。雨でも降ってきてくれないかな、それを口実に立ち寄れるのに。

「好きだから会いたくて来ました!」で良いのに…

素直に言えないから、なんとか会う理由を作りたいんですね。

参加者さんからも「今もあるある!」とコメントをいただきました。

その他、たくさんの万葉男子の和歌をご紹介しました!

素直に言えない…

個性を出したくて独特な表現に!?

1300年の時を越えて、共感したり、笑ったりできる素敵な時間でした。

【トークテーマ】

・恋はエネルギー?それとも苦しみ?

・理想のタイプは「どんぐり女子」!?

・思ってたのと違う…

技巧にこだわらず、相手への想いをストレートに伝えた和歌の数々。

また、和歌には詠み手だけでなく、相手や第三者(ライバルなど)といった様々な人物が登場します。

三角関係にバチバチする情景や、娘の恋に口出しする母…といったストーリーも。

今でもある? 古代ならでは?

「昔の話で…」「友達の話なんだけど…」

赤裸々に語っていただき、ありがとうございます…!

この時代は和歌の技巧はあまりなく、ただ、思いを伝えるツールとして5・7・5のリズムに乗せていました。

平安時代以降の和歌のような難しさはないので、ストレートに詠まれた感情を、ストレートに楽しむ。

今日の「恋愛にまつわる女性のホンネの和歌」を多数ご紹介しましたが、嬉しい時も悲しい時も、心の支えになるような和歌に出会えたら、私としては大成功です!

ご参加いただきありがとうございました。

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 一般教養へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

夏は『万葉集』を楽しもう!

X
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました