#51 『古事記』A 〜創世篇・我が国のはじまり〜

『古事記』をテーマにした教養講座#51の告知画像。イザナギとイザナミの国生みや、アマテラスの手描き風イラストに「古事記A ~創世篇・我が国のはじまり~」と記されたデザイン。 2026

2026年1月18日(日)18:00〜@オンライン

新年あけましておめでとうございます。

今年も教養講座を盛り上げてまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

2026年最初の作品は『古事記』。

前回の『旧約聖書』(全4回)を学んだところで、日本の神々を比較しながら楽しめたらと思い、企画しました。

知っているようで知らない日本の神話。

神話好き、旅好き(特に神社や、神話にゆかりのある地!)なら絶対楽しい回です。

・『古事記』と『日本書紀』の違いは?

・天地開闢と神代七代

・国生みイザナギとイザナミ

・アマテラスとスサノオ

・ヤマタノオロチ

『旧約聖書』は神による天地創造から始まりますが、『古事記』の始まりは天地開闢。

混沌とした世界から天と地に分かれ、造化三神(神々を生み出す神)が生まれます。

そう、日本神話では神が天地を創造したのではなく、神々より先に天地が先にありました。

その後、様々な神々が生み出され、七代目に誕生したのがイザナギとイザナミ。

二人(神様なので二柱というべきでしょうか)が日本列島を、そして様々な神々を生み出す「国生み」のストーリーは有名です。

自然が神々を取り巻くように存在しているダイナミックな世界観。

ちなみに動物や人間を創造するシーンはありません。

「国土を産んだ後、そこに住む人々や動物、植物を守る神々をお生みになった」というように、自然にそこにいたようです。

【トークテーマ】

・自然>神⁉ 日本人は神や自然をどう捉えてきた?

・世を照らす最高神であり、弟スサノオの乱暴に悩む…アマテラスの印象

・スサノオの怒りから見える「食料」と「労働」

『旧約聖書』からの流れ、そして最初に『日本書紀』と比較したのが良くなかったのでしょうか…

「古事記がショボく見える」とのコメントもありました。

でも、私はそうは思いません。

『古事記』の最大の魅力は、「親しみやすさと共感力」にあると思います。

国生みを任されたものの、最初は上手くいかないイザナギ・イザナミ。

弟スサノオの素行に悩み、引きこもってしまうアマテラス。

神々が相談しあったり、占いしたり、泣いたり、笑わせあったり…

神がかった奇跡というより、日常の一コマを描いたようなストーリーという印象を受けます。

そして、圧倒的なパワー・カリスマ性を持った神様ではなく、悩みまくる神々の姿に、自分を重ねられる人も多いのではないでしょうか。

日本人は不安を感じやすい、と聞いたことがありますが、まさか神話にまで反映されている!?

日本人の「心のふるさと」。

神様や自然に対する考え、何気ない思考法、好み…その原点に迫ることができた回でした。

次回の「『古事記』出雲篇」では出雲地域にまつわる神話をご紹介します。

因幡の白兎、大国主(オオクニヌシ)、国造り・国譲り…壮大で繊細なストーリーを楽しみましょう!

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