#62 シェイクスピア『リア王』 〜愛と権力を見誤った孤独な王〜

シェイクスピア『リア王』をテーマにした教養講座#62の告知画像。苦しむ王を見つめる三女コーディーリアと、二人を睨む姉たちの様子が描かれる手描き風イラストに「シェイクスピア『リア王』 ~愛と権力を見誤った孤独な王~」と記されたデザイン。 2026

2026年6月21日(日)18:00〜@オンライン

人はなぜ、愛を見誤るのか

人は、「愛されたい」と願う生き物です。

しかしその願いはときに…判断を狂わせてしまうことがあります。

老いた王リアには3人の娘がいました。

リア王は、「最も愛している娘」を見誤り、そしてその選択がすべてを崩壊させていきます。

人は、「自分を大切にしてくれる人」を本当に見抜けているでしょうか。

耳障りのよい言葉に惹かれ、それを「愛」だと思ってしまうことはないでしょうか。

タテマエやウソを見抜けず、本当の気持ちが分からない…

愛に飢え、承認欲求のあまり、言葉に振り回され、判断を狂わされる…

上手くいかない人間関係でお悩みのあなた、『リア王』を通して、立ち止まって考える時間を作りませんか?

・シェイクスピア

・ブリテン王家の三姉妹

・もう一つの家族:グロスター伯爵家

・対仏戦争

まずは著者シェイクスピアの紹介と時代背景の説明から。

有名すぎる人物ですが、その生涯は謎に包まれている部分も多く…

また前回に続き、「ルネサンス期」という時代についても考えてみました。

ペストで多くの人が亡くなり、信仰心が揺らいだ時代。

人間らしさや幸せ、美意識…が絵画だけでなく文学にも表れているんです!

ところで、シェイクスピアの四大悲劇について、4作品全て言えますか??

このブログを読んでいる人なら即答でしょう…『ハムレット』『リア王』『オセロー』『マクベス』です。

でも実は、あの有名な悲劇『ロミオとジュリエット』は入ってないって不思議じゃないですか?

それにはちゃんと理由があるんです。

それは「自分の性格ゆえに引き起こされた悲劇か」というもの…

中世は神や教会の権威が絶対的なものでしたが、ルネサンス時代は人間らしさが重視されていきます。

それって美しいようで、簡単には変えられない「自分の性格」に振り回されることも。

神や運命のせいではない、全ては自分が引き金を引いている…

つまり、悲劇というより「自業自得」な感じがあるんです。

【トークテーマ】

・あなたが娘たちの立場なら?

・盲目となったグロスター伯の気づき

・悲劇は防げたか?

老いた王リアには三人の娘がいました。

退位を決めたとき、娘たちに「誰が一番自分を愛しているか」と尋ねます。

その答えによって国を分け与えようと考えていました。

長女ゴネリルと次女リーガンは心にもないお世辞を並べますが、末娘コーディリアは誠実に「娘として当然の愛情しか言えません」と答えます

これに腹を立てたリア王はコーディーリアを勘当し、国を長女と次女に譲ってしまいます。

コーディーリアはフランス王に嫁ぐことになり、ブリテンを去っていきました。

しかし、王位を譲った後、長女と次女は態度を一変させ、リア王を冷たく扱います

裏切られたリアは深く傷つき、すべてを失った状態で嵐の中をさまよいました。

その裏で、王の重臣だったグロスター伯はフランス軍と結託して、長女・次女が支配するブリテンを攻撃させようと画策します。

しかし、彼もまた息子たち(嫡子エドガー&庶子エドマンド)の言葉と本音を見誤り…

今回のトークタイムは「人間関係」について、話題になったと思います。

・ブリテン王家の親子

・グロスター伯爵の親子

・ブリテン王家姉妹

なぜ、そのような発言をしたのか、その言葉の裏に何が隠されていたのか…

自分ならどのような言動をするか…

小人数の教養講座ならではの深読み会になりました!

5~6月はシェイクスピアの四大悲劇を一気読みしました。

人間らしさ全開の作品って面白い!!

ということで、次回は『万葉集』にしたいと思います。

ストレートに感情を表現した和歌を読んで、生きる楽しさを味わいましょう!!

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夏は『万葉集』を楽しもう!

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