8月2日(日) 18:00~ @オンライン
ー四季の移ろいを、和歌で味わうひとときー
日本人は古くから、四季の美しさを歌に詠み、その一瞬一瞬を大切にしてきました。
『万葉集』には、自然の風景だけではなく、その景色に寄り添う人々の喜びや切なさ、祈りや憧れが、数多く残されています。
今回は、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を彩る名歌を取り上げながら、歌に込められた想いや時代背景をわかりやすくご紹介!
和歌を通して眺める四季は、普段見慣れた風景を少し違った表情で見せてくれるかもしれません。
万葉集を読んだことがない方も、古典が苦手な方も、安心してご参加いただけます。
四季の美しさを、万葉のことばで味わってみませんか?
・『万葉集』とは?
・春(1〜3月)の歌
・夏(4〜6月)の歌
・秋(7〜9月)の歌
・冬(10〜12月)の歌
『万葉集』とは、現存する日本最古の歌集、なんと全20巻、4500首以上が掲載されています!
貴族だけでなく、民衆や防人・乞食なども和歌も含まれ、半数以上が「作者不詳」。
どんな人がどんな状況で詠んだ歌なのか?
想像しながら読むのが楽しいんです!
「巡る四季編」ということで、それぞれの季節にどんなものを詠むのかをまとめてみました。
景色、花・植物、動物、行事…など、和歌によく詠まれる「風物詩」。
昔も今も変わらないのでしょうか?
雪見れば いまだ冬なり しかすがに 春霞立ち 梅は散りつつ
作者不詳
雪を見ているとまだまだ冬。けれども、春霞は野に行き渡り梅の花も散り始めている。。
こういう季節の移り変わりの情景って良いですよね!!
まだ雪が残っているけれど、霞に梅…春らしさが感じられます。
草枕 旅行く人も 行き触らば にほひぬべくも 咲ける萩かも
笠金村
旅行く人の袖に触れたら、今にも着物が美しい色に染まりそうと思えるほど、一面に萩が咲き乱れている。
秋は和歌のベストシーズン!?
萩に紅葉、鹿、雁…
そしてロマンティックな万葉人は「七夕」が大好き!
美しい情景と、恋心が描かれた和歌が豊富に掲載されています。
その他、四季折々の和歌をご紹介しました!
今年から「酷暑」という言葉ができて、連日40度以上の気温という暑すぎる夏。
お出かけする気にもなれない夏休み…そんな時はオンラインで爽やかに古代へタイムトラベル!?
1300年の時を越えて、共感したり、笑ったりできる素敵な時間でした。
【トークテーマ】
・あなたの誕生月の季節で和歌を詠むなら?
・「風物詩」は昔と今で変わる?変わらない?
・日本人にとっての四季、自然
皆さんには「これを見ると、この季節がやって来た!!って感じがする」というもの、ありますか?
桜や蝉のような王道の季語だけでなく、故郷の特有の景色や祭りなど…
季節の訪れを感じさせるものがあると思います。
今回の四季の和歌を聞いて、
「子供の頃に過ごした田舎を思い出す」という方もいれば、
「都会で生まれ育ち、今も大都会にいると、季節感がわからない」という方も…
日本には美しい四季がある!といえども、その感覚は人それぞれ。
東南アジアでのお仕事をしたことのある方は、「いつも同じような気候・景色・服装だから、誰かに再会しても、いつ頃だったか思い出せない」というエピソードを話してくれました。
確かに、日本だったら正確な日付まで思い出せなくても
「桜が咲いてて綺麗だねって話をしたよね」とか…
「あの時の素敵なマフラーが印象的で」とか…
季節で記憶を整理していることってありますよね。
この時代は和歌の技巧はあまりなく、ただ、思いを伝えるツールとして5・7・5のリズムに乗せていました。
今目の前にある情景を誰かに伝えたい
そんな思いをのせた1300年前の和歌は、現代の私たちにもちゃんと届いて、目を瞑ると情景が鮮やかに浮かび上がります。
ご参加いただきありがとうございました。



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